分らないことノート
以前書いたこともあったかと思いますが、園や学校を訪問する時に持って行くのが、「分らないことノート」です。
お邪魔したクラスの子供たちすべてに関わる(というか、あっちから来るし;)ので、特に低学年の子供たちから、「なんで?なんで?なんで?」「教えて!教えて!教えて!」攻撃がもんのすごいからなのですが、そりゃ私にだって「知らんわ!」ということもありますから、そんな時には「ごめんね~わかんない」とは返さずに、「じゃあ、調べておくから、これに書いておこう。調べても見つからないかもしれないこともあるよ」と、子供たちの疑問や質問を書きとめておくためのノートです。
このノートの形式は、エクセルで作ってプリントアウトしております。
7センチ角前後の付箋紙が貼りつけられる枠が二つ・質問者のイニシャル・学年を書く欄があります。付箋紙サイズの枠は、お子さん自身が質問を自分で書き、私に渡してくれたものをただ貼り付けておくためのもの。付箋紙にしておくと、他のお子さんが、「あ、それうちのパパなら知ってるかも」ということがあった時に、そのお子さんにお渡ししておくと、無くしにくいというのもあります。そんな場合には、質問を書いた付箋紙が無くなっても良いように、ノートにも書きうつしておくのです。
この効果としては、繰り返し「教えて!」とやってきては、答えられないことがあると癇癪を起していたお子さんが、書きとめてっもらったことで、待てるようになったり、癇癪を起す度合いが非常に減ったこと。聞く前に調べればわかる確率が高い、ということを知り、人に聞く前に自分で関連のもので調べられるようになってきたこと、子供達がお互いに教え合う場面が増えたこと、それぞれの得意な分野がお互いに分ったこと、などがあります。
「自分で調べなさい」だけではダメ
ちゃんと、「図書館の本を使って調べてみよう」「これは理科の先生に聞いてみよう」「帰って、お父さんにパソコンで調べてもらおう」と、方略も教えてあげることと、方略を教えてあげてそれがすぐに実行できそうであれば、「じゃあ、すぐに図書館に行ってみよう」と行動を促すことも必要です。もしも行動に移した先が人であれば、その人の都合もありますので、「すぐには返事はもらえないかもしれないよ」とも伝えています。
質問によっては人によって答えが違うもの、この年齢では理解が難しいもの、いくら調べても答えが出ないもの、などもありますが、そんな時には答えの欄を空欄にしておいても構いませんし、複数の方にお願いして答えを書いていただくこともあります。これも付箋紙ですね。複数の回答だと、群れてきたお子さんがそれぞれで回し読みできます。学校ごとに分けているものではありませんので、他の学校のお子さんの質問と回答を見て、「へえ~!知らんかった!」と言うお子さんもいれば、「色々な考え方があるんですね」としみじみとつぶやいたお子さんもあります。
答えの欄が埋まらないということはまずありませんが、空欄のまま1~2度訪問しても、お子さん方はちゃんと待てます。最近感じていることは、「教えて」に応えてもらえていないお子さんが増えている・・・ということです。答えを知らなくても、自分が教えなくても良いのです。調べ方を教えてあげれば良いだけですし、「今わからないし、調べられないから書いておこう」だけでも、応えたことになるのです。
応えていない方が必ず言うことがありますが・・・それは、「子供たちの自主性を育てたいんです」ですね。










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