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2009年11月 1日 (日)

広げる

今日は自宅であれこれと・・・これから明日の園内研修のレジメを作ります。

明日の話はSSTの話ですが、就学前のお子さんですとSSTにも視覚的なサポートを多用しますので、その作り方や使い方についてもお話させていただくことにしています。

最近の課題の一つに、幼児期~学齢期初期のお子さん対して、「この子たちはASDの診断名を持っているので、一人になりたい時間を大事にしてあげたい」という人たちが現れてきていることがあります。もちろん、他の人たちに合わせなければならない、他の人たちと上手くやっていかなければならない、でもそれが難しいのだ・・・という人たちに対して、私どもも一人で居ても構わないのだ・・・ということを教えていくことは多々あります。

しかし、幼児期には学び、遊び、感覚過敏の緩和の方法などを自分で広げることが出来ず、またその方法を周囲の関係者が無理なく教えていくことが出来ないために、段々と広がっていく人間関係に対応出来にくくしてしまっている例が非常に増えました。厳しい言い方をすれば、上記のようなことを言うのは自分には子どもたちをサポートしていくスキルが無い、と言っているようなものです。

年齢が上がっていくと共に受け入れが良くなっていく人たち、または年齢が低いうちの方が受け入れが良い人たちなど、お子さんによって違いますが、「一人でいたい」ということが、「一人でいることが好き」という訳では決してありません。

もう一つの課題は、「あなたが悪いのではなく、他の人に問題があるのだ」という教え方です。あなたが悪いのでも、他の人が悪いのでもありません。他の人がやっていることが無駄で意味の無いものに見えても、他の人たちはそこから自分なりに何かを学ぶのです。他の人のやっていることに意味を見出すかどうかは、周囲の人が決めることではなく、やっているその人が決めることなのです。

他の人たちの行動や言動を貶めて、自分のモチベーションをあげるように子どもさんに諭すのは、結局そのお子さんが他の人を見下しながら生きることを教え、お子さんの自己認知を歪めてしまう場合もあります・・・時折、ああ~このご家族は自分たちで自分のお子さんの首を絞めてしまってるな・・・と思えるケースも色々あり・・・もう遅いということもあります・・・。

しかし、それはもう仕方が無い事です。関われるケースであれば介入はしますが、そう出来ない場合もあります。それはもう見守ることしか出来ません。

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コメント

子ペンギンを見ていると、必ずしも純真無垢な心ではないですしね・・・( ̄◆ ̄;)

投稿: RAM | 2009年11月 1日 (日) 21時18分

はじめまして るりママと申します

子どもがASで私も最近診断を受けました
実は今受けているカウンセリングを
どうしようか悩んでいます

相談を受けている心理士の方がとても
AS以外の人たちを批判的に話されてしまい
子どもは段々と上手くいかないことに対し
自分が悪いのではなく、周囲の無理解や
無知がいけない。自分より劣る人奴らに
合わせる必要などない、と言うようになり
書かれているように自分を返って抑制
することができなくなってきています

子どもは自分のことをほめあげてくれる
「君はすごいよ」と言ってくれますので
その心理の先生のことが好きなのですが
カウンセリングに行くたびに、他の人への
批判が強くなってしまっている様子で
とても気になっています

初めてのコメントで、ご相談のような事で
とても申し訳ないのですが、もし何か
上手く伝える手段がありましたら教えて
いただくことはできないでしょうか
自分では思いつかなくて困っています

投稿: るりママ | 2009年11月 3日 (火) 18時10分

RAM さん

どうも私は、「この子たちは天使」と言ってしまう心境が分かりません・・・分かるのですが、自分では言えませんね・・・;

投稿: オニオン | 2009年11月 4日 (水) 07時44分

るりママ さん

ようこそいらっしゃいませ~。

相手の方を存じ上げないので、大まかなお返事ですが・・・要点をぼかさずに、お伝えになってよろしいかと思います。

「子供が他人を見下すようになってきた。カウンセリングのせいではないかと思う。別のの言い方に変えてもらえないか?」ではいけません。

具体的なお子さんの発言をいくつかメモにして出し、「このような事をよく言い、他の人との付き合いが難しくなっています。他の人の事をもっとポジティブにとらえられるように伝えるにはどう言ったらいいでしょう?」などと、心理の先生と話す時間を取り、「こうしましょう」という打ち合わせをされた方が良いかもしれません。

気持ち的には納得いかないとは思いますが、ご自身が言った事、やった事として、「自分がこのように言ってしまったので、このような事を言うようになってきている」と、気付かせるような話し方でも良いかもしれません。

そこで、「あ、僕(私?)もそのように言ってるかも・・・」と気付いたり、そう言える人ならそこから進められますし、気付かないようならば、はっきりと、別の方向性でカウンセリングを行って欲しい、と伝えることです・・・次回に伝えようと思っても難しいので、その時に伝えることも大事ですよ。

投稿: オニオン | 2009年11月 4日 (水) 08時05分

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